現行モデルが登場して6年、ついに5代目の新型セレナがデビュー。
発表は8月24日。発売開始は9月上旬から、予約は7月中旬から受付が始まります。ストロングハイブリッドは2017年2~3月頃の予定とのこと。
現行型が発売から年数が経ち、最近はライバルのトヨタ・ヴォクシー/ノアや、ホンダ・ステップワゴンに押され気味だったセレナですが、待望の新型登場で一気に状況は変わりそうです。
気になる変更点や装備はどうなっているんでしょうか?
クラストップの居住性に自動運転技術も採用
エクステリア
「ダイナミック高速カプセル」をキーワードにデザインされたエクステリア。
日産デザインの象徴とも言える大型の∨モーションに+横浅グリル&2段式ヘッドライトで押し出し感が強調され、サイドビューはAピラーとDピラーがブラックに。ルーフが浮いているようなデザインはトレンドを意識。先日マイナーチェンジしたエスティマと同じようなツートンカラーの流れを組んでいます。リヤは「ブーメランシグネイチャー」が採用され、シャープな印象。
ハイウェイスター
注目のハイウェイスターは、これら新型セレナの基本造形に専用のフロントグリル/エアロバンパー、リヤ・エアロバンパー、サイドシルを装着。ボディ面と専用サイドシルプロテクターの一体感があり、低重心でワイドな印象に仕上がっています。
ライダーは2種類
現行型で人気のオーテックジャパンが手掛ける「ライダー」も引き続き設定があります。メタル調のフロントグリルと大型バンパーが特徴で、ノーマルとは違う世界観を演出しています。フロントに勝るとも劣らずリヤビューはさらに個性的。専用のリヤバンパーで低重心を強調。
上級バージョンではLEDのヘッドランプ、フォグランプ、マフラー内臓のテールフィニッシャーを装備。
パワートレイン。ハイブリッドとガソリン
パワートレインは現行型採用し、価格を抑えましたが、機能面では改良が見られます。
Sハイブリッドが2l直4(150ps/20.4kgm)+モーター(2.6ps/4.9kgm)
ガソリン車が2l直4(150ps/20.4kgm)
JC08モード燃費も進化。
Sハイブリッドが17km/l(現行型16km/l)
ガソリンが15km/l(現行型13.8km/l)
室内長はクラス最長へ。居住性アップ
室内長は現行よりも180mm拡大され3240mmへ。
これはノア/ヴォクシーの2930mm、ステップワゴンの3220mmより長くなり、5ナンバークラスのミニバンの中では最長になりました。
シートアレンジは現行モデルで人気のマルチセンサーシートが引き続き採用されます。セカンドシートは膝周り784mmで、36mm広くなりました。さらに、セカンドシート超ロングスライド+横スライドを使うと690mmの移動が可能で、膝周りは最大900mmとゆとりあるスペースを確保できます。
今回初登場となるのがデュアルバックドア。フルオープンとリアガラス部分のみ開閉する2通りの開き方をする便利機能。両スライドドアは、キーを持った人がボディ下部へ足を動かすと自動開閉する機能を備えました。
国内初・自動運転技術「プロパイロット」
新型セレナから初採用となるのがプロパイロット。
フロントウインドウ上部に装着した単眼カメラによって前方の車両や車線を認識。その情報を元にアクセル、ブレーキ、ステアリング操作を自動制御してくれます。ステアリングまで制御するのは初。
これは、高速道路、または自動車専用道路の単一車線での自動運転を実現する市販第一弾のシステムとなります。
カーブでも追従
同一車線ないであれば、カーブ走行時でもドライバーがセットした速度を上限にして追従走行を行うことが可能。先行車両が車線変更した場合は、その前の車両を追従、割り込みがあればその車両を追従する仕組みです。
停止、停止保持、再発進
先行車両の停止に合わせて、プロパイロットが自動でブレーキをかけて停止します。完全に停止したあとは停止状態を保持。再発進の際は、軽くアクセルを踏むか、レジュームスイッチを押せば追従走行を再開。
今後2018年で複数車線へ対応、2020年には街中交差点へと進化していく予定とのこと。
6ヶ月限定で安価に提供?
このプロパイロット装着車は、6ヶ月間の期間限定でハイウェイスター/ハイウェイスターGに設定し、リーズナブルに提供される予定。