親の車を子どもが売る場合に必要な手続きと、上手に売る方法を紹介します。
結論から言うと、一番楽で手っ取り早いのは、慣れている業者に任せてしまうことです。
名義変更や、各種書類の用意など全部自分でやろうとすると非常にめんどくさくて大変ですが、慣れているプロに任せればスムーズに話が進みますし、おまけに高く買い取ってくれる可能性も高くなるのでありがたいことばかりです。
大手の車買取店は、親の車を子どもが代理で売るなど様々なケースの対応に慣れているので、親切かつスムーズに手続きを進めてくれます。
直接店舗に行くよりも、インターネットで大手が多数登録している一括査定サイトを利用して見積もりを取ってもらうのが一番です。
株式会社エイチームが運営するかんたん車査定ガイドは、ガリバー、アップル、カーチスなど有名店が数多く提携しており、すべてJADRI(日本自動車流通研究会)に加盟している優良企業です。
この中から最大10社へ同時に見積もりを依頼出来ます。
親の車を子どもが代理で売る
- 親が高齢になり車の運転が危ない
- 親の入院や怪我、病気、痴呆症、認知症などで車が不要になった
- 親がお亡くなりになり、親が乗っていた車が残された
こうした理由から、代理で親の車を売りたいという人が増えています。
色々と面倒なことが多いのではと心配かもしれませんが、きちんと手続きを踏めば、代理で車を処分、売却することは可能です。
子供が親名義の車を売る場合に必要な書類
計3枚の書類が必要になります。
- 委任状
- 譲渡書
- 捺印した実印の印鑑証明書(発行3ヶ月以内)
車の所有者である親御様の実印を捺印します。
譲渡書・委任状は国土交通省HPからダウロードできます(記載例もあります)。
国土交通省ホームページ
親が亡くなっている場合
まず最初に陸運局で名義変更をする必要があります。
ごく稀に、所有者が他人だったり、ローン会社や自動車販売会社のままだったりすることもあるので、車検証で確認することを忘れないで下さい。
名義変更に必要な書類
- 相続人全員の記載がある戸籍謄本(こせきとうほん)
- 故人(被相続人)の戸籍謄本
- 印鑑証明書(相続人全員分)
- 車を相続する者の住民票
- 遺産分割協議書
- 車検証
- 車庫証明書
- 移転登録申請書(陸運局)
- 自動車税申告書(陸運局)
- 手数料納付書(陸運局)
遺産としても資産価値があるので、相続権利者から「遺産分割協議書」に全員分の捺印を貰う必要があります。
遺産分割協議書は国土交通省HPからダウロードできます(記載例もあります)。
国土交通省ホームページ
その他用意しておくべき書類
- 自賠責保険証明書
- 自動車税支払い証明書
- 自分の実印
- 自分の印鑑証明(※印鑑証明書は発行日が三ヶ月以内)
- 免許証
詳しくは運輸支局・検査登録事務所に電話で問い合わせれば教えてもらえます。もちろん直接行っても大丈夫です。
ですが、これ全部自分できちんとやろうとすると大変な手間がかかります・・・。陸運局に何回も通うことになるかもしれません。もし、親が遠方に住んでいる場合はさらに、です。
こうした面倒な手続きの数々も車の買取会社なら全て把握していて、必要書類も準備してくれますし、スムーズな申請が可能です。
動かなくなった車、車検切れの車でも大丈夫?
親の車を売る場合によくある問題が、動かなくなって車検切れのまま放置しているケースです。中には自動車保険や自賠責保険を払っていないということも。
いずれの場合も、上に挙げたような名義変更などの手続きは必要になってきます。その上で車を売るので、手間も時間も本当に大変です。
通常は、もう動かなくなった古い車は廃車処分するだけでもお金がかかります。リサイクルとして処分しないといけないですし、車検切れなどで動かせないということは牽引車の依頼も必要ですので、なんだかんだでかなりの出費になってしまいます。
買取専門業者へ車を売る場合、車検切れ、自賠責保険の未払い、自動車保険切れといった事情で車を動かせない状態でも、牽引して運んでくれるので大丈夫。大型トラック、軽トラックからダンプまで、なんでも運んでくれます。
ですから、公道を走るために必要な自賠責や任意保険を追加で払う必要はありません。
もし万が一、値段がつかなかった場合でも書類等の手続きを進めてくれて、タダで運んで引き取ってくれると考えればかなりお得です。この費用が浮くだけでもかなり違いますよ。
なるべく多くの買取店へ見積もり依頼すること
動かない車に値段をつけてくれる業者を見るけるコツは、多くの買取店へ見積もりを依頼することです。
自分の足では当然限界がありますから、一括査定サイトを使うことで手間が省けます。中でもズバッと車買取査定は登録している買取店が全国150店以上と数も範囲も広いので、良い業者に出会う可能性も高くなります。
都市部だけなく、地方にも強いのがポイントです。
>>>ズバット車買取比較
どうしても値段がつかないようでしたら、廃車専門業者へ依頼しましょう。全国無料で引き取ってくれます。
>>>廃車ラボ