ボロボロの車は買い取り店へ持って行っても売れるのでしょうか?
ボディにはいくつも傷や凹みがあり、日に焼けて色褪せている、サビも酷くてみすぼらしい・・・
「売ることは無理だろう。むしろ廃車代を取られてしまうのでは?」
そう考えてしまい、買取店での交渉にも弱気になってしまう人は多いのですが、心配はいりません。あなたの車はきちんと売れるでしょう。
考えてもみて下さい、いくらボロボロでも車は様々な利用価値があると思いませんか?
- パーツをバラ売り
- 鉄くずとして再利用
- 販売点の代車として活用
- 需要のある海外へ転売
ざっと挙げただけでこれくらいある訳です。無価値だなんてことはあり得ません。
しかし、店をきちんと選ぶ必要はあります。
もし最初に持ち込んだ買取店で値段がつかなかったとしても、諦めずに数店舗回ってみるべきです。店によって得意分野が違うので、最初の店があなたの車の有効に活用する術を持っていなかっただけかもしれません。
買取店Aでは、「ボロボロだから頑張って1万円ですね・・・」と言われても、買取店Bでは「ちょうどこの車種を欲しがっていたお客さんが居たんですよ!」なんてことになり10万近く、ヘタしたらもっと高く売れることも珍しくありません。
ただ、自分の足で複数店回るのはとても大変ですし、高値で買い取ってもらうという意味でも都合が悪いので、インターネットの一括査定を使うことをおすすめします。
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ボロボロの基準、ボディ・フレーム・シャーシ
とはいえ、気になるのは、「ボロボロってどれくらいからボロボロなの?」ってことだと思います。
だいたいの基準が知りたいですよね?
まず最初にふるいにかけられてしまうのは「年式が10年以上の型落ち、10万キロ以上の走行距離」の車。これで門前払いを受ける確率は相当高くなります。
ただ、人気のある車種であれば状況は変わってきますし、あくまでも一般的な基準の話です。
関連記事:多走行車を高く売るには?
年式と走行距離以外の要素として、ボディ・フレーム・シャーシの状態を見て判断されます。
ボディ、シャーシがサビている。腐っている
トランクの中やフロア下のサビ、腐蝕はかなりマイナスです。これらを修理するためにはサビ・腐食部分を切り取ってから新たに鉄板を溶接し、再塗装しなければなりません。
雪が降る地域で、雪を溶かすため道路に撒かれる塩化カルシウム、海沿いの地域の潮風はサビの元になりやすいので、車の価値を維持するにはマメな洗車が必要です。
サビや腐食は修理費が高くついてしまうのでマイナス幅も大きくなります。業者は買い取った後に車をメンテナンスしなければいけませんから、サビがひどい車は経費がかかってしまう分、買取価格を安くするしかないのです。
そういう意味では、車が痛みやすい状況の方は、短いサイクルでどんどん乗り換える方が賢いと言えます。
フレーム・車体の歪み
急ブレーキをかけた時に車が左右ぶれる、また、停止状態ですでにちょっと傾いでいる、といった場合はフレームが歪んでいる可能性があります。事故を起こした車などはこのような状態になっていることが多いです。
フレームの歪みは大幅なマイナス評価になってしまいます。
関連記事:修理歴の基準
エンジン・足回りは意外と平気
足回りやエンジンがヘタっている場合、車の動力に関わる部分なので一見重要に思えますが、実はそれほど評価は下がりません。
なぜかというと、パーツの交換や調整など、かんたんな修理で済む場合が多いからです。
タイヤ周辺の足回りがヘタっていても、スプリングやダンパー(振動を減衰する装置)の交換で済みます。
「燃費が悪くなってきた、馬力が落ちてきた」といったエンジンの不調、走行性能の衰えは、調整と部品交換により回復するので大きな問題にならないことが多いんです。
知らない間に損してる?悩むよりもまず相談を
このように、細かい基準やチェックすべき箇所はいくつかあるのですが、あなたの車がいくらで売れるのかは、実際に査定に出してみなければわかりません。
たとえ修理費用が掛かろうとも、きちんと良い値段で引き取ってくれる業者はちゃんと引き取ってくれます。逆に、それなりに状態が良いにも関わらず値段をつけてくれない業者もあります。
いくら自分でチェックしても、周囲の車に詳しい人に相談しても答えは出ません。結局最後に値段をつけるのは買取業者だということです。
日々、相場は動いています。
まずは複数の業者へあたってみて見積もりを出してもらうと良いでしょう。自分が思っている以上に高い値段がつくことは珍しくありません。何もせず下取に出すよりも良い結果出る可能性は高いですよ。
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