車検がギリギリまで迫っている!車検を済ませてから売るか、その前に手放してしまうか。迷ってしまう人も多いかもしれません。
結論から言うと、「あまり変わらないからさっさと売ってしまう」のが得策です。
車検の有効期限が長いからと言って、その分が上乗せされて高額査定になることはありません。
では、車検の有効期限が短くても何も影響がないかというとそうではなく、しっかりマイナスになります。悲しいですね。
それでもさっさと売るのが正解だというのは、買取価格の幅と車検にかかる費用を天秤に掛けた場合、車検をするのは割に合わないからです。
車検を通したときの買取価格の上昇分と、そのために車検にかかる費用を比べると、断然車検の方が高くついてしまうのです。
おまけに、買取業者は、提携している車検業者で車検してもらうので、我々のような一般人が普通に車検をするよりも安く済ませてしまいます。悔しいですが、それが現実です。
新車の納入日の関係で買い替えのタイミングが合わないなど、特別な事情がない限りは車検の有効期限は気にしないで売ってしまうのが賢い選択です。
車検にかかる金額
車検費用は、大きく分けて「法定費用+車検基本料」の2つから成ります。
このうち、法定費用は車の重量によって決められているので、節約することは出来ません。
車検代を節約するには、店舗によって変わる車検基本料金を安くするしか方法はないということです。
下の表は法定費用の一覧です。
法定費用 | 軽自動車 | 小型自動車 | 中型自動車 | 大型自動車 |
重量税 | 6,600 | 16,400 | 24,600 | 32,800 |
自賠責 | 26,370 | 27,840 | 27,840 | 27,840 |
印紙代 | 1,100~ | 1,100~ | 1,100~ | 1,100~ |
計 | 34,070 | 45,340 | 53,540 | 61,740 |
この固定された法定費用に加えて車検基本料が掛かかります。車検をしてもらえる場所は、
- ディーラー
- 車検専門店
- 民間整備工場
- カー用品店
- ガソリンスタンド
などがありますが、一番安いガソリンスタンドでもおよそ20,000円~となっています。
軽自動車でも最低50,000円以上かかる訳ですから、これで愛車を売って元を取るには、買取査定で50,000円以上の上乗せが必要になってしまいます。
実際は車検を通したらからといってそれほどの効果は期待出来ないので、手放す方向で考えているのなら、さっさと売ってしまいましょう。