引っ越し(住所変更)に伴い、車が必要なくなって売る場合、それが「引っ越し前」なのか、「引っ越し後」なのかによって手続きに必要な書類は変わってきます。
「引っ越し前」であれば特に問題はありません。通常の手続きに従ってやるだけです。ただし、取引完了の日が住所変更後になってしまうと何かと面倒なので、余裕を持ってスケジュールを組む必要があります。
「引っ越し後」は、場合によっては車を売るときに必要な書類が増えるケースもあるので注意が必要です。
関連記事 自動車を売るために必要な書類
車を売るときに必要な書類(普通車と軽自動車)
普通自動車の場合
- 自動車検査証※ ←車検証のことです。
- 自賠責保険証明書
- 自動車納税証明書(本年度分)
- 印鑑登録証明書※(発行後1ヶ月以内)
- 実印
軽自動車の場合
- 自動車検査証
- 自賠責保険証明書
- 軽自動車納税証明書
- 印鑑(認印可)
引っ越し後に車を売る場合はどうなるの?
引っ越し後に車を売る場合に、手続きがどう変わるかというと、
「車検証の住所変更」
これが済んでいるかどうかで変わります。
車検証の住所変更が済んでいる場合
通常通り。特に必要な書類が増えることはありません。
車検証の住所変更が済んでいない場合
「現在(引越し後)の住所が記載された住民票」が必要になります。
住民票には以前の住所、つまり車検証の住所が記載されているため、所有者が一致していることを証明出来るのです。
複数回(2回以上)の転居をしている場合
車検証の住所から複数回転居している場合は「住民票」ではなく、「住民票の附票」が必要になります。
なぜかというと、2回以上の転居をしている場合、住民票には車検証の住所が記載されてなくなってしまうからです(住所票には1つ前の住所しか載っていない)。
住民票の附票には、その人の転居歴が全て記載されています。
車を手放すかどうか、できれば早めに決断を
引っ越しをする場合、車を手放すかどうかは早めに決めておくと余計な手続きが増えないので一番楽です。住所が変更になる前にすべての取引を済ませてしまいましょう。
とはいえ、そう予定通りにはいかず、「引っ越ししてから車が要らなくなった」「車庫に入らないから小さいサイズに乗り替えたくなった」など予想外の事態も考えられます。
もし後から売りたくなったとしても、手続きは増えますがそれほど複雑ではありません。先延ばしにすると、どんどん面倒になってしまいますから、さくっと済ませてしましょう。
関連記事 自動車を売るために必要な書類