エコカー減税とは、環境性能に優れたクルマに対する自動車税、自動車重量税、自動車取得税の優遇処置です。
国土交通省が定める排出ガスと燃費の基準値をどれだけクリアしているかによってどれだけ減税されるかが決まります。
燃費基準の達成度合いに応じて税金が減額される
燃費基準値の達成度 | 自動車取得税 | 自動車重量税 |
---|---|---|
次世代自動車 (EV&ディーゼル) | 免税 | 免税+2回目車検時も免税 |
平成32年度燃費基準+20% | 免税 | 免税+2回目車検時も免税 |
平成32年度燃費基準+10% | 80%減税 | 75%減税 |
平成32年度燃費基準達成 | 60%減税 | 50%減税 |
平成27年度基準+20%/10% | 40%減税 | 25%減税 |
平成27年度基準+5% | 20%減税 | 25%減税 |
減税対象外 | 減税なし | 減税なし |
購入時に免税になる車種は、自動車重量税が購入時に加えて初回車検時にも免税になるので長期に渡って税金を安く抑える事が出来ます。買ったそのときだけの話ではないのでジワジワ来るということも覚えておきたいポイントですね。
軽自動車税
燃費基準の達成度 | 減税率 |
---|---|
次世代自動車 | 50%減税 |
平成32年度燃費基準+20% | 50%減税 |
平成32年度燃費基準+10%/達成車 | 25%減税 |
軽自動車税は2015年4月から従来の7,200円/年から10,800円/年に値上げされましたが、平成32年度燃費基準達成度合いに応じて25%から50%が減税されます。
今は多くの軽自動車が改良されて燃費性能が向上しています。余程古い型でなければいくらかの減税にはなるので、新車を買う場合は軽自動車の値上げの影響は心配する必要はありません。
エコカー減税対象外のクルマは?
200万円のクルマを買う場合、エコカー減税の対象外だと購入時に収める自動車取得税と自動車重量税の合計が8万を超えます。
それが免税対象車であれば出費はありません。これから買うなら是非減税対象車を選ぶべきです
免税になるクルマはハイブリッド車が中心ですが、減税対象であれば多くの車種が見つかります。最近はアイドリングストップなどの低燃費技術を採用する車種が増えたためです。
軽自動車もハイブリッドこそありませんが、燃費性能向上により減税対象になる車種が多くあります。10年前に比べると燃料代は50~70%で済むことがほとんどですので、買い替えも検討してみてはいかがでしょうか。
主な低燃費エンジン
ハイブリッド
エンジンとモーターを併用して燃費性能を向上させています。減速時に駆動用のモーターで発電し、充電させて走ることが可能。この時にエンジンを停止させるので燃費が良くなります。
ディーゼルターボ
経由を燃焼させるディーゼルエンジンは効率が高いシステムです。低い回転数で高い駆動力を発揮するのでガソリンエンジンに比べて燃費が良いです。日本は経由が安いのもポイント。
ガソリンターボ
ステップワゴンなどに搭載。通常の走行時は排気量を少なくして、必要な時はターボを作動させることで、1500ccのエンジンでも2,000cc以上の動力性能を発揮出来るようになっています。
対象外の例
2015年4月からエコカー減税の燃費基準が変わりTOYOTAのウィッシュは対象外になりました。
SUZUKIのジムニーも人気車種ですが、重いボディや古い設計のターボエンジンが災いして燃費が悪く対象外です。
まとめ
基本的にハイブリッドカーであれば100%の減税。他は車種によって違いますから詳細を確認する必要があります。
燃費や税金が車の全てではありませんが、節約出来るならしたいですよね。
参考になれば幸いです。